一年も終わりが近づく頃になると、お世話になった人へ贈るお歳暮というものがあります。このお歳暮というのは室町時代に、お正月に先祖の霊を迎える御礼祭りというものの御供物として送られていたそうで、それが江戸時代になると商人たちが年の暮れに贈り物を持参しながら挨拶まわりに行っていたことから、全国的にお歳暮という習慣が広まったそうです。このように1年間大変お世話になりましたという感謝の気持ちと、今後ともよろしくお願いしますというご挨拶の意味も込められている贈り物なのですが、一般的にその途中に当たる夏の時期には、お中元というものを贈ります。このお中元というのが大体地域によって送る時期というのは多少違ってくるのですが、夏のお盆時期までに送る事が多いとされています。

夏の暑い時期なので、なるだけ生ものなどは避けるようにして、素麺やビールやジュースなどのさっぱりとしたものや、スイカやマンゴーなどのフルーツが定番となっています。反対にお歳暮に関しては、お中元に比べて少し高めのものを贈る事が一般的で、12月の始め頃から20日ぐらいまでに送る事が基本とされていて、年末の掃除や年始の準備などで忙しい時期などに送ると、出かけていて家を留守にされていたり受け取ってもらえなかったりするので、なるだけ前もって早めに送る事が大切です。もしも忙しくてお歳暮の手配ができなかった場合は、お年賀や寒中見舞いとして送ることも可能です。お歳暮のことならこちら